医療法人康心会は、“麻酔を使った楽な胃カメラ・大腸カメラ”を少しでも多くの皆さんに受けて頂ければとの思いで、2011年1月より大阪府八尾市で診療を開始致しました(法人化は2012年6月)。
その後、大阪府を中心に関西で5クリニックを展開し、“当日の胃カメラ検査(絶食が必要です)” “17時以降の胃カメラ検査” “土曜日でも平日同様に胃カメラ・大腸カメラ検査”を受けて頂けるように体制を整え、今日では多くの内視鏡検査・治療を行っております。
私、医療法人康心会理事長「谷口智康」は、総合病院での勤務時代より数多くの内視鏡検査、治療に携わり、多くの胃癌、大腸癌の症例を経験致しました。
しかし、その中にはかなり病状が進んだ進行癌の方も多数おられ、内視鏡では治療することの出来ないステージに達しているケースも珍しくありませんでした。そのような方々は、外科治療や抗がん剤の治療になっていったのですが、中には治療経過も厳しく、残念ながら亡くなられる方もたくさんいらっしゃいました。
胃癌、大腸癌は早期にさえ発見出来れば、内視鏡で治療することが出来ます。それなのに胃癌、大腸癌でかけがえのない人生が大きく変わってしまう方や、人生そのものが終わってしまう方を目にするにあたり、私は本当に辛い思いでたまりませんでした。
「どうすれば胃癌、大腸癌で苦しむ方を減らすことが出来るのか」、「やはり定期的に内視鏡検査を受けて頂くことが最善ではないのか」などと常に考えながら、日々の診療を通じて、私は多くの外来患者さんに積極的に内視鏡検査を受けて頂くよう勧めてまいりました。
ところが患者さんからは「カメラはしんどいんでしょ」、「カメラはすごく痛いって聞きました」などと内視鏡検査に対する抵抗感を強く感じる言葉が数多く返ってきました。確かに内視鏡検査で辛い思いや、痛い思いをされたケースがあるのも事実で、私たち内視鏡医は、そのようなケースを少しでも減らすよう、日々内視鏡技術の修練と向上に努めていたのですが、なかなかその抵抗感を拭うことができませんでした。
私は「これでは多くの方に安心して内視鏡検査を受けて頂くことが出来ない」、「結果的に胃癌、大腸癌で苦しむ方が減らない」と思い、「麻酔を使った楽な胃カメラ・大腸カメラ」を手軽に受けることが出来、「しんどくない」「痛くない」「眠っている間に終わってしまう」内視鏡検査を多くの方に受けて頂けるクリニックを立ち上げたいとの思いで、2011年1月に「谷口消化器内視鏡クリニック近鉄八尾院」を開院致しました。
開院後は私の思い描いた通り、楽な内視鏡検査を求めて、多くの方がクリニックに来院されました。「これで多くの方を胃癌、大腸癌から救える」、そう確信した私は、より多くの方にこの楽な内視鏡検査を受けて頂くため、クリニックの法人化を決意。その法人名を、「麻酔を使った楽な内視鏡検査を通じて、皆さんの“健康”をサポートする」という“心“を信念に、私「谷口智康」が生涯をかけてこの努めを果たしていくとの決意表明として名前の「智康」より一字を取って、「康心会」と命名し、2012年6月に法人化致しました。
またロゴマークは、開院当初に「谷口」の頭文字の「T」をあしらったデザインに致しましたが、それも初心を忘れないよう法人化以降も同じデザインを踏襲しております。
これからも「医療法人康心会」は、麻酔を使った楽な内視鏡検査を通じて、胃癌、大腸癌で苦しむ方を1人でも減らすよう精一杯努力してまいります。